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利賀ふるさと財団 赤字幅が縮小
 
2019年12月12日 南砺市 地域・社会

 南砺市は11日の産業建設常任委員会で、3月から経営健全化計画を策定し、体制の立て直しを図っている第三セクター「利賀ふるさと財団」の経営状況について説明した。

 同財団は天竺温泉の郷、利賀国際キャンプ場、瞑想の郷など五つの施設群の運営を担う。2017年の大規模地滑りの影響で各施設利用が伸び悩み、経営状況が悪化した。

 本年度から民間経営者を迎え入れ、組織体制の効率化や宿泊管理システムの導入、ホームページの改良などを進めた。8〜9月に開催された「シアター・オリンピックス」の効果で、昨年度より施設利用者が約2千人増加した。

 本年度の決算見込みは1213万円の赤字(18年度1637万円の赤字)だが、第三セクター改革プランに基づき指定管理料約600万円がカットされる中で赤字幅を縮小した。委員からは、大型イベントがなくても集客やサービス向上を継続するよう求める声が上がった。

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