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風疹無料検査受診率まだ18.5% 砺波
 
2019年12月13日 砺波市 政治・経済

 砺波市議会民生病院委員会は12日開かれ、市は、風疹の拡大防止のため本年度から始まった、中高年男性が無料で受けられる抗体検査の受診率が10月現在で18・5%だと報告した。目標の60%はまだ遠く、引き続き受診を呼び掛ける。

 本年度は40〜47歳(1972年4月2日〜79年4月1日生まれ)の男性2628人が対象。市は無料で抗体検査やワクチン接種を受けられるクーポン券を4月に送った。

 その後10月までの7カ月間に抗体検査を受けた人は487人にとどまり、対象者の2割に達していない。検査の結果、181人が陰性で抗体が無いことが分かったが、ワクチン接種まで受けた人はそのうち約7割だった。市は未受診者に来年度もあらためてクーポンを送り、積極的な活用を促すとした。

 風疹の流行は40〜57歳の男性に免疫を持っていない人が多いことが原因と考えられるため、国はこの年代の男性を対象に抗体検査とワクチン接種を3年間原則無料にする。

 委員会ではこの他、2018年度のデマンドタクシーの利用者は3411人と報告。17年10月に本格運行が始まり、翌年3月末まで6カ月の利用者は1332人だった。

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