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竹炭活用しイノシシ忌避剤 長谷川さん開発
 
2020年1月17日 小矢部市 地域・社会






 石川県立大客員名誉教授の長谷川和久さん(76)=小矢部市長(ちょう)=が理事長を務める「NPO法人日中資源開発協会」は、里山をイノシシから守るため石川県の竹炭などを活用した忌避剤を開発した。実際の効果を検証し、商品化を目指す。

 イノシシによる被害が深刻化しており、石川県産業創出支援機構の補助金を受けて取り組んだ。同県の竹炭と魚粉、植物「ニーム」、米ぬかを混ぜてペレットにし、乾燥させる。イノシシはニームの苦み成分を嫌がるといい、肥料を扱う「岡本清右衛門商店」(高岡市)が協力した。

 16日は、長谷川客員名誉教授の自宅で約15キロ分をペレットにした。長谷川客員名誉教授は「イノシシに困っている人たちを助ける選択肢の一つになればいい」と話した。1月下旬以降に富山、石川両県の3カ所にまいて効果を確かめる。

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