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棟方生誕120周年へ資料保存・電子化
 
2020年2月21日 南砺市 地域・社会

 南砺市ゆかりの板画(はんが)家、棟方志功の親族が保管してきた棟方関連の膨大な資料を南砺市福光地域に保存し、電子化する作業が20年度から始まる。23年の棟方生誕120周年の記念事業に向けて進められる。

 資料は棟方の手紙や写真、新聞記事など。棟方の孫で棟方研究家の石井頼子さんが、東京の自宅マンションの2部屋に加え、トランクルームを借りて保存してきた。

 未整理のものが多く、劣化が進むことなどが懸念され、石井さんは新たな保管場所について市に協力を求めていた。棟方と縁が深く、東京からも交通の便が良い同市福光地域に資料を移し、電子化の作業を進める。市は事業に関わる施設の防犯対策費や人件費などとして、325万7千円を計上した。

 田中市長は「南砺に棟方関連の情報や作品が集まれば、大きな成果になる」と期待した。

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