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小矢部市民図書館が開館
 
2020年3月27日 小矢部市 地域・社会






駅併設の小矢部市民図書館が開館

 新しい小矢部市民図書館が26日開館した。あいの風とやま鉄道石動駅に併設で、利用者の目標は年間10万人。街の活性化の新たな拠点として期待される。

 「石動駅周辺整備事業」の一環として、総事業費10億5千万円を投じ、旧市民図書館と分室のおとぎの館図書室を移転集約した。鉄骨2階建てで、延べ床面積1695平方メートル。計18万冊収蔵する。

 2階の閲覧席側の壁は一面ガラス張りで、明るく開放的な雰囲気。桜町遺跡など郷土の文化や、木曽義仲と巴御前ら歴史上の人物を紹介する「ふるさとコーナー」もある。

 1階の「おとぎのひろば」「おはなしのへや」の各コーナーでは読み聞かせが楽しめる。国立国会図書館の資料の閲覧や複写ができるデジタルアーカイブ対応端末も整備した。

 開館と同時に多くの家族連れや高校生らが詰め掛けた。4月に石動中学校に入学する小矢部市埴生、上奥美波さんは「本がたくさんあって驚いた。いっぱい読んでみたい」と話していた。開館式には約40人が出席。桜井森夫市長が「市民が知的好奇心を高められる交流施設になってほしい」とあいさつ。福島正力市議会議長、筱岡貞郎県議会副議長らが祝辞を述べた。

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