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北日本新聞ニュース

となみチューリップフェア中止 公園は無料開放
 
2020年3月31日 砺波市 地域・社会






 砺波市、市花と緑と文化の財団、市観光協会は30日、市役所でチューリップフェア推進協会会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため第69回となみチューリップフェア(4月22〜5月5日)の中止を決めた。1952(昭和27)年の第1回以来初めて。

 フェアは毎回30万人前後が来場する県内を代表する大型イベントで、例年300品種300万本が会場を彩る。中止に伴い、長さ30メートルの回廊「花の大谷」などは造らず、飲食店の出店もない。既に100万個の球根が植えられた砺波チューリップ公園は通常通り無料開放し、4月末頃まで花を観賞できる。

 東京五輪の延期などを踏まえ、不特定多数が来場する公園で万全な感染対策を整えることは困難と判断した。夏野修市長は会議で「フェアの長い歴史で中止は初めてで残念。来年の第70回は素晴らしいフェアにしたい」と述べた。

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