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北日本新聞ニュース

お札飾り簡単に設置 井波彫刻協組
 
2020年4月1日 南砺市 くらし






 南砺市の井波彫刻協同組合(藤崎秀平理事長)は、壁に取り付けてお札やお守りを飾れる「木鼻(きばな)棚」を制作した。画びょうで簡単に設置することができ、「神棚を置くスペースのない家庭にもお薦め」とPRしている。

 同組合は住環境の変化で欄間の需要が減少する中、現代に合った商品として、壁掛け棚を制作してきた。裏面に埋め込まれた強力な磁石に画びょうを付け、壁に刺すだけの手軽さが人気で、大黒様やハスの花、竜などさまざまな種類を販売している。

 今回は寺社建築での柱の装飾部分「木鼻」に着目。木鼻で用いられる伝統的な唐草模様を施した。ケヤキ製の三つのパーツを組み合わせて設置する。高さ9センチ、横幅は最長23センチまで調整できる。

 制作を担当した野中願児さん(45)は「木の壁や柱であればどこでも取り付けられる。お札だけでなく、宝くじや受験票なども飾ってほしい」と話す。

 2万3千円(税別)で受注生産する。日の出屋製菓産業(南砺市田中・福光)が行うクラウドファンディングの返礼品としても活用される。

 問い合わせは同組合、電話0763(82)5158。


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