南砺市平地域の相倉キャンプ場の営業が1日始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で人混みの少ない屋外レジャーへの関心が高まり、早期オープンを求める声が相次いで寄せられたことから、例年より2週間ほど早めた。
キャンプ場は、テント約30張り分のスペースと芝生広場、炊事場、公衆トイレなどがある。通常は4月中旬〜下旬に営業を始めるが、今年は暖冬で雪が少ないこともあり、前倒しが可能となった。
新型コロナの影響で、集落内の民宿はキャンセルが増えている。キャンプ場を管理運営する世界文化遺産・相倉合掌造り集落保存財団事務局の中島仁司さんは「おいしい空気を吸ってキャンプを楽しみ、世界遺産を散策してほしい。キャンプ場の利用が集落の元気につながればいい」と話す。
利用料金は1人500円(中学生以下300円)。受け付けは集落入り口の駐車場で行う。問い合わせは同財団、電話0763(66)2123。事前予約はできない。
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