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チューリップ公園 閉鎖も検討
 
2020年4月3日 砺波市 くらし

 砺波市は、砺波チューリップ公園について、近く閉鎖を含めた入場制限を検討する。園内のチューリップが4月中旬に咲き始め、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、観賞に訪れる人で混雑が予想されるため。8日ごろまでに判断する。夏野修砺波市長が2日、市役所で開いた定例記者会見で明らかにした。

 砺波チューリップ公園は普段は入場無料だが、毎年行われるとなみチューリップフェアの期間中は有料となる。22日開幕予定だった今年のチューリップフェアは、新型コロナの影響で3月30日に中止が決まった。一方で、公園のチューリップが無料で見られることが会員制交流サイト(SNS)で広まった。市などにも問い合わせがあり、開園を続けることで「密集」状態を生む恐れが出てきた。

 花壇の遮光ネットを取り外す8日ごろまでに対応を決める。市長は「(入園方法の)安全性を高められないか、完全閉鎖も含めてもう一度検討したい」と述べた。

 新型コロナ対策では山本仁史市教育長が新学期の学校運営に関し、小中学校の4月の授業参観は取り止める方針であることや、感染防止徹底が困難な部活動は引き続き休止するとの見通しを示した。

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