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大笠山が日本山岳遺産 五箇山自然文化研、市長に認定報告
 
2020年4月7日 南砺市 地域・社会






 南砺市上平地域と石川県の県境にある大笠山(1822メートル)が日本山岳遺産基金(東京)の日本山岳遺産に認定された。同市の五箇山自然文化研究会(平田豊治会長)が6日、市役所福野庁舎を訪れ、田中幹夫市長に報告した。

 大笠山は白山国立公園内に位置する。同研究会は登山道と沢の間にパイプを設置し、登山者が道中の水飲み場で給水できるように整備した。こうした登山道の整備などの自然保護活動が評価され、認定を受けた。

 上村欽也副会長(64)ら会員6人が市役所を訪問。上村副会長は田中市長に認定証を披露し、「地道な活動が評価されてうれしい。大笠山の認知度向上につながればいい」と話した。

 日本山岳遺産基金は、出版社の山と渓谷社(東京)が2010年に設立し、山岳保全活動に取り組んでいる。 

 日本山岳遺産基金のホームページによると、県関係では2013年度に長野県との県境にある船窪岳(2459メートル)が認定されている。

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