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空き家問題解決へ法人設立
 
2020年4月6日 砺波市 地域・社会






 砺波市柳瀬地区の空き家問題に取り組む住民ら12人が5日、一般社団法人「やなぜ空き家ねっと」を設立した。これまでの任意団体を法人化し、公的な性格を強めた。空き家に関する相談窓口を設置するほか、持ち主の代わりに見回りや掃除、賃貸管理を行い、収益化も目指しながら地区活性化につなげる。

 空き家ねっとは、2016年に住民3人でスタートした任意団体「空き家を考える会」が前身。県外に住む所有者に地区の広報紙を送ったり、市の空き家バンクへの登録を呼び掛けたりするとともに、企業に宿舎として活用するよう仲介するなど空き家解消に取り組んできた。徐々に成果を上げ、当時30軒あった空き家は現在20軒に減った。

 一般社団法人にすることで、社会的に認知された団体としてさらにPRに力を入れ、収益事業を行って持続可能な地区となることを目指す。

 5日に柳瀬ふれあいセンターで設立総会を開き、全員で看板を掲げた。

 代表理事に就いた長谷川徹さん(56)は「空き家問題への意識を変えていくことが重要。大好きな柳瀬のために協力と支援をお願いしたい」とあいさつした。

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