トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >南砺市連合婦人会が解散

北日本新聞ニュース

南砺市連合婦人会が解散
 
2020年4月6日 南砺市 地域・社会






 南砺市連合婦人会は5日、同市北野(城端)の市北野ふれあいセンターで総会を開き、15年の活動に幕を下ろし、解散することを決めた。会員の減少が主な要因で、今後は活動の一部を担う新たな団体の発足も視野に検討を進める。

 同連合会は南砺市が合併した翌年の2005年4月に発足。当初は30地区組織に会員6416人が所属し、女性の学ぶ場の創出や地域貢献活動に力を注いできた。しかし、時代の流れとともに会員が減少。昨年度は市内で小規模多機能自治がスタートし、住民組織の一部として活動を始める地区もあった。会員数は655人にとどまり、9地区から退会の申し出があった。

 解散に伴い、今後は同会役員を務めたメンバーでつくる「なんと婦(ふ)メイト」が、新たな団体を発足させることなどを検討する。4年間会長を務めた武部範代会長は「私の代で終わらせてしまうのは本当に残念なこと。何らか良い形で再出発できることを願っている」と声を詰まらせた。

 今年に入ってからは、会員減などを理由に砺波、射水の婦人会も解散。同日の総会に出席した同会顧問で県婦人会の岩田繁子会長によると、現在は県内8市町の女性組織が県婦人会に加盟しているという。「婦人会が築いたつながりを何とか維持したいという方も多く、ありがたい。輪を広げていきたい」と話した。

© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.