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北日本新聞ニュース

感染拡大受け石動曳山祭中止
 
2020年4月6日 小矢部市 地域・社会

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小矢部市の石動曳山連盟(白川孝一会長)は5日、全体会議を開いて今月29日の「石動曳山祭」の中止を決めた。同連盟によると、同祭の全面中止は戦後初。

 石動曳山祭は、関係者や見物客らが大勢集まるため、感染リスクが高いと判断した。全体会議で白川会長は「来年は大勢の観光客に来てもらえるよう前向きに頑張っていこう」と呼び掛けた。

 同祭は江戸時代後期から続くとされる愛宕神社の春季例祭。彫刻や金工などの装飾を施した各山町の花山車(はなやま)が中心部を練る。小矢部三大祭りの一つで、小矢部市商工観光課は全体会議で、残る5月の「おやべの獅子舞祭」、6月の「津沢夜高あんどん祭」も中止の方向で検討されていると報告した。

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