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北日本新聞ニュース

チューリップ公園閉鎖
 
2020年4月9日 砺波市 くらし






 砺波市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため砺波チューリップ公園を11日から5月10日まで1カ月間、閉鎖する。間もなく開花するチューリップを観賞しようと訪れる人で混雑することが懸念されるため。代わりにカメラ3台で開花状況を公開する。夏野修市長が8日記者会見し、発表した。

 同公園は、既に中止が決まった「となみチューリップフェア」に向け100万個の球根が植えられている。当初は、フェア中止に伴い公園は通常通り無料開放し、静かな環境で自由に観賞してもらう予定だった。

 しかし、新型コロナウイルスの影響で県内外の多くの施設や観光スポットが閉鎖されたことで、かえって同公園に来る人が増える可能性や、無料でチューリップを観賞できるという情報が広まったことから、「密集」「密接」になる恐れがあり、方針を変更して閉鎖することにした。出入り口を全て閉め、園をフェンスで囲むため外から見ることもできない。

 入場せずに自宅などで観賞できるよう、園内の施設屋上のカメラに加え、園内で臨時に2台増設して撮影し、市やチューリップ四季彩館のホームページで映像を楽しんでもらう。市長は会見で「閉鎖は残念だが、人々の安全・安心、健康を第一に考えた。映像で花を見てもらい、来年のフェアに向けて進みたい」と述べた。

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