南砺市高瀬(井波)の高瀬神社は、新型コロナウイルスの感染拡大終息を祈る「疫病終息祈願串」を作った。同神社の春季祭が行われる10日から拝殿のさい銭箱横に設置する。
氏子や参拝者から、神様に祈るだけでなく、言葉を書き記し、終息を願う気持ちを伝えたいとの要望が多く寄せられたことから用意した。
祈願串は縦24センチ、幅3センチ。「疫病終息祈願」の文字と住所、氏名を記入してもらう。記入された串は同神社で毎朝行われている儀式「御日供祭(おにっくさい)」で供えられる。記入は無料。感染拡大が終息するまで設置する。
同神社は新型コロナの感染を防ぐため、3月下旬から手水舎(てみずしゃ)のひしゃくを撤去し、竹の筒で水を流す流水型にしている。
神職は「今までにない事態となっているが、神様に祈って気持ちを落ち着かせてほしい」と話している。
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