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北日本新聞ニュース

住民主体で介護予防の拠点
 
2020年4月16日 南砺市 くらし






 南砺市太美山(福光)地区の住民が主体となり、地元のお年寄りが集う拠点を提供する「ふとみぼれ」の開所式が15日、同市太美(同)の旧太美山保育園で行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開所日は未定だが、出席者は住民の介護予防や生きがいづくりの場となることに期待を寄せた。

 介護の必要度が低い「要支援1、2」の人たちが対象。住み慣れた地域で顔見知りのスタッフと一緒に過ごすことで、地域の支え合いを推進する役割が期待されている。住民主体の通所型サービスの開所は市内7施設目。

 運営は太美山地域づくり協議会(竹田宗勝会長)が担う。長年利活用が検討されてきた旧太美山保育園を、市の補助を受けてトイレや冷暖房を整備。テーブルや介護ベットなども備えた。名称を住民に公募したところ、現在は閉鎖している同地区の直売所の愛称「ふとみぼれ」に決まった。直売所の看板を施設の玄関に掲げ、再利用した。定員20人で、既に19人が登録。毎週水曜日に開く。料金は1日250円で、昼食代が別途500円。健康管理や軽体操、ゲームなどを行う。

 開所式で、竹田会長が「健康寿命を延ばす取り組みをもっと進めていきたいと思ってもらえるよう、努力していく」とあいさつ。松田哲也市地域包括ケア課長、南眞司市政策参与が祝辞を述べた。

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