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義務教育学校巡り議論
 
2020年4月17日 南砺市 くらし






 南砺市議会は16日、初の将来の学校あり方検討特別委員会を市役所福光庁舎で開き、市の教育方針について議論した=写真。義務教育学校の移行などについて、保護者らから広く意見を求めるべきとの声が上がった。

 市は2045年までに全8中学校区の小中学校を義務教育学校に移行させ、各地域に学校を残したいとの方針を示している。さらに部活動の拠点校化なども検討しており、議会側は一連の市の方針について全議員で構成する特別委員会で議論し、市への提言をまとめる考え。

 義務教育学校への移行については「小規模校になる懸念をどう払拭(ふっしょく)するか」、「15年後のさらに先を見越した議論が必要」といった意見が上がった。市が2060年まで年間出生数250人の維持を目指していることについて「維持できない場合、八つの地域に学校を残せるのか」といった声もあった。教育委員に加え、保護者やPTAらからも広く意見を募るべきとの意見が目立った。

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