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小白山の混生林守ろう
 
2020年4月30日 小矢部市 くらし






 小矢部市北蟹谷地区の小白山に広がる市指定文化財の天然記念物「ぶな・うらじろがしの混生林」を守るため、地元住民たちが29日、現地で竹の伐採とタケノコ掘りに励んだ。

 小白山は近年、竹の繁殖が著しく、ブナなど貴重な自然財産の生育を阻みつつある。竹の侵食を食い止めようと、地元の臼谷町内会と、北蟹谷地域活性化協議会が毎年実施。タケノコは水煮にし、5月1〜3日に「村の駅きたかんだの郷」で開かれる山菜祭りで販売する。

 地元の建設会社からの参加も含め、約20人が小白山とその周辺の竹やぶで取り組んだ。山の頂上近くでは、チェーンソーで竹を切っていった。山頂には神社跡や巨大スギがあり、階段を整備するなど住民たちが日頃から手入れに取り組む。区長の岡本和明さんは「美しい山の姿を守っていきたい」と話した。

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