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北日本新聞ニュース

休校中読書で夢育んで
 
2020年4月30日 小矢部市 くらし






 新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校で、自宅で過ごす時間が増えた園児・児童に、小矢部青年会議所(吉田久太郎理事長)が本を贈る準備を進めている。約千冊を目標に会員や市民から伝記や絵本、童話などを集め、5月中旬にも、市内の母子家庭や民間・公立の放課後児童クラブなどに届ける。 (笹谷泰)

 県内で新型コロナ感染者が増え続ける中、何か地域貢献ができないかと考え、本の寄贈を決めた。JAYCEE育成委員会(柴田昭浩委員長)が中心となって取り組んでいる。

 メンバーらの自宅にあった本を持ち寄ったほか、会員制交流サイト(SNS)や戸別訪問などで市民にも提供を呼び掛けた。

 22日までに約150冊が集まり、メンバーが消毒するなどきれいな状態にしている。柴田委員長(40)は「子どもたちが読書を通し『こんな人になりたい』と夢を持ってくれればうれしい。市民の自宅で眠っている財産を次世代に生かすことにもなる」と話す。本は同会議所の事務所(同市野端)で受け付けている。問い合わせは事務所、電話0766(67)4580。

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