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勾玉手作りコロナ撃退 桜町縄文NET、小中生へ無料配布
 
2020年5月22日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市の桜町遺跡の魅力を発信するボランティア団体でつくる「桜町縄文NET」(山本護会長)は22日から、勾玉(まがたま)作りセットを希望する園児や小中学生に贈る。勾玉は、縄文時代の人々が魔を払い、幸運を招くことを信じて身に着けたとされる。子どもたちにも新型コロナウイルスに負けずに過ごしてほしいとの思いを込めた。


 桜町JOMONパーク横で毎年5、7、9月の第1日曜に開放される遊び場「縄文ワンダーランド」が、新型コロナの影響で今月は利用できなかったため、子どもたちに何かしてあげられないかと考えた。

 勾玉作り用の市販100セットを用意した。軟らかい滑石(かっせき)に勾玉の形を描いて、サンドペーパーで周りをそぎ落とし、きりで開けた穴にひもを通す。好みの色を塗ることもできる。2時間ほどで仕上がるという。

 桜町縄文NETの構成団体の一つ「桜町石斧(せきふ)の会」メンバーが21日、JOMONパークに集まり、準備をした。山本会長(77)は「親子で楽しんで作ってほしい。子どもたちには、お守りとして首やランドセルにぶら下げてほしい」と話した。

 同パークで22〜31日(25日を除く)の午前9時〜午後4時半に無料配布する。希望すれば兄弟姉妹の分ももらえる。問い合わせは山本会長、電話090(2123)9946。

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