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中国画家から激励の書 日中交流協会に届く
 
2020年5月27日 砺波市 地域・社会






 砺波市日中友好交流協会元会長で現顧問の高田隼水(はやみ)さん(82)=同市苗加=に、同協会と30年近く親交のある中国・西安市の女性画家、☆剣さん(76)から、日中両国民が協力して新型コロナ禍を乗り越えようと、市民を励ます書作品が届いた。高田さんは自宅に飾って大切にしたいと喜んでいる。

 高田さんは市議だった1993年、交流協会メンバーらと西安市を訪れた際、偶然屋外でスケッチしていた☆さんと知り合った。その後、協会で招待するなど☆さんは度々砺波市を訪れて高田さん宅にも泊まり、交流が続いている。

 今回、☆さんの書は4月末に届いた。130センチ×80センチの紙に「山川異域 風月同天」、「天地人和」など力強い筆遣いで書かれた3点。互いの国や地域が離れた所にあっても同じ空の下でつながっていることや、和を大切にしようとの意味が込められているという。手紙も添えられ、中国で新型コロナが流行した時には日本からマスクなど支援物資が送られ、多くの国民が感謝しているとつづられていた。

 高田さんは「新型コロナに負けず、両国民が仲良くしようという思いが伝わってくる。協会に贈られた書として大切にしたい」と話している。

☆は登におおざと

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