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通所介護施設が相次ぎ再開 お年寄り楽しく交流
 
2020年6月4日 南砺市 地域・社会






 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止していた南砺市内の通所型介護サービスの拠点が相次いで再開している。3日は南砺市太美山(福光)地区の「ふとみぼれ」が、4月の開所式以来初めてオープンし、地域のお年寄りが軽体操や交流を楽しんだ。

 市内には介護度が低い人向けに、住民組織が担い手となって通所介護サービスを提供する拠点が7カ所設けられている。介護予防や地域の支え合いを推進する役割が期待されているが、新型コロナの影響で全拠点が閉所していた。

 ふとみぼれは太美山地域づくり協議会(竹田宗勝会長)が運営。市の補助を受け、長年利活用について協議されてきた旧太美山保育園を改修、整備した。4月15日に開所式を開いたものの、新型コロナの影響で運用を見送っていた。5月下旬にスタッフが全利用者宅を訪問し、健康状態を確認して再開を伝えた。

 3日は60〜80代の利用登録者19人のうち、感染予防のため参加者を8人に絞り、午前のみ開所した。参加者は健康チェックや脳トレを楽しんだほか、1人10万円の「特別定額給付金」の申請や詐欺に関する注意を受けた。同協議会の渡辺洋子事務局長は「いつオープンできるか不安な気持ちもあったが、楽しそうな皆さんの顔を見られてうれしい」と話した。

 市内では大鋸屋(城端)、山田(福光)地区なども受け入れを再開した。

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