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倶利伽羅古道歩きやすく 北蟹谷史跡愛護会が草刈り
 
2020年6月9日 小矢部市 地域・社会






倶利伽羅古道歩きやすく 北蟹谷史跡愛護会が草刈り

 小矢部市の北蟹谷史跡愛護会(水口久太郎会長)のメンバーが8日、倶利伽羅古戦場周辺で、今春新たに整備した歩道のササを刈った。一帯は源平合戦の舞台となった場所で、安全に歩けるようにして歴史ロマンの魅力を伝えていきたい考えだ。

 同会は一帯の古道を周遊してもらおうと、3、4月に3ルートを整備。源氏ケ峰から源氏ケ峰城跡を経て松尾新道まで延びる1キロ、平安末期の女武者・巴御前が通ったとされる松尾新道で松尾町から源氏ケ峰までの1・5キロ、松尾古道から千歳が瀧までの1キロで、作業から2カ月近くたち、ササが伸びていた。

 メンバー14人が機械で刈り取り、倒木を取り除いた。源氏ケ峰城跡付近には、散策しやすいよう広場を整備した。今後、案内表示も取り付ける。

 一帯を歩きやすくしたことで、約8キロにわたる古戦場巡りの魅力が高まった。水口会長(80)は、秋にはモミジが見られるとし「多くの人に散策してもらい、歴史ロマンを感じてほしい」と話した。

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