庄東地域に光回線整備　砺波市

　砺波市は、市内で唯一光ファイバー回線が未整備となっている庄川右岸の庄東地域に光回線を整備する。新型コロナ感染拡大の影響で学校のリモート授業や企業のテレワークなど超高速通信網の需要が高まっていることから通信環境の充実を目指す。１５日の市議会本会議で夏野修市長が山本篤史氏の一般質問に答えた。

　栴檀山、栴檀野地区など庄東地域は山間部が多く面積が広い一方で住宅が少なく、ＣＡＴＶ回線を使ったインターネット加入率も４５％と低いため、ケーブルテレビやＮＴＴの光回線は敷かれていない。

　同地域の家庭は現在、同軸ケーブルを利用し速度は光回線と遜色ないとされているが、国や県が新型コロナ収束後の「新しい生活様式」を見据え光回線化を加速させることから、市も補助事業を活用して庄東地域での導入に取り組むとした。

　市によると、ＣＡＴＶ事業を所管する砺波広域圏事務組合が取り組む形で２０２１年度までに完了させたい考えだ。

　この他、堺武夫、山田順子、開田哲弘、嶋村信之、桜野孝也の各氏が一般質問した。

　本会議で新型コロナ対策を盛り込んだ一般会計補正予算１億３００万円（累計２７８億８２６６万円）を追加提案した。

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