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観光消費額が半減 南砺、3〜5月
 
2020年6月16日 南砺市 政治・経済

観光消費額が半減 南砺、3〜5月

 南砺市は3〜5月の市内の観光消費額の試算は24億円で、新型コロナ感染拡大の影響で昨年同期の47億円から半減したとした。15日の市議会本会議で山田清志氏の一般質問に、此尾治和ブランド戦略部長が答えた。

 市独自の試算による3〜5月の市内観光地への入り込み数は、五箇山地域が昨年比82%減の2万2409人、桜ケ池周辺が同71%減の7万3235人、井波の街並みが75%減の3969人だった。

 市は新型コロナの影響を把握するため、従業員20人以上の市内事業所にアンケートを実施。回答した103事業所のうち、約9割が受注や売り上げの減少、流通停滞など「影響がある」と回答した。「いつまで影響が続くか」との質問に対しては、8割が「1年以上」「分からない」とした。田中幹夫市長が山田勉氏の代表質問に説明した。

 文化センターや展示、体育施設といった市内公共施設も休館などによる利用者減が響き、収入が昨年同期比で76〜94%減少。市は一連の影響を考慮し、指定管理料を精算する方向で検討するとした。川原忠史氏の一般質問に答えた。

 さらに6月の学校再開後、登校を渋る生徒・児童が市内全17小中学校のうち、4校で1人ずついた。市教委は遅れを取り戻そうと慌てず、学校に慣れることを最優先にするとした。榊祐人氏の一般質問に説明した。この他、石川弘、川口正城、水口秀治の各氏が一般質問した。

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