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棟方資料電子化 孫の石井さんに特別専門員委嘱
 
2020年6月22日 砺波市 政治・経済






棟方資料電子化 孫の石井さんに特別専門員委嘱

 南砺市ゆかりの板画(はんが)家、棟方志功の資料を同市内で保管、電子化する作業に向け、市は、棟方の孫で棟方研究家の石井頼子さん(63)=東京=を同市福光美術館の特別専門員に委嘱した。委嘱は3期目で、任期は来年3月31日まで。

 市は棟方の親族が保管してきた棟方関連の資料を福光地域に保存し、電子化する作業を本年度から始めた。2023年の棟方生誕120年の記念事業に向けて進める。

 書籍などの資料は石井さんが東京の自宅に保存しており、5月に一部を福光地域に発送した。残りを今月末に送り、資料の移動をおおむね完了させる。

 石井さんは早ければ12月末にも福光地域に引っ越し、電子化作業を本格化させる。23年まで同地域を拠点に作業を進める予定。

 交付式が市役所福光庁舎であり、田中幹夫市長が石井さんに委嘱状を手渡した。石井さんは「棟方の資料をこれからの世代にどう伝えるか考えたい」とした。

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