小矢部市と市観光協会は、オリジナルデザインの傘を市民や観光客に無料で貸し出す新事業「おやべまちなかパラソル」を30日から始める。雨の日でも市街地に人を呼び込み散策を楽しんでもらうのが狙いで、公共施設7カ所に計100本の傘を用意する。桜井森夫市長が29日の定例会見で説明した。
傘は水色とピンクの2色あり、水色には市のマスコットキャラクター「メルギューくん」、ピンクには「メルももちゃん」をデザインした。市役所や石動駅観光案内所、同駅前商工会ビル(める・びる)、津沢あんどんふれあい会館などに10〜15本ずつ配置。借りた傘は7カ所の公共施設ならどこでも返却できる。
市長は市議会3月定例会での議員提案を踏まえ事業化したことを説明。「良い提案はすぐ取り入れようと考えた」と述べた。今後、子ども用の傘や協賛企業の広告を掲載した傘の制作も考えているとした。
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