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井口義務教育学校、募集定員超なら抽選
 
2020年7月1日 南砺市 地域・社会

井口義務教育学校、募集定員超なら抽選

 2021年4月に南砺市井口地域で開校する義務教育学校「南砺つばき学舎(仮称)」の設置協議会(委員長・成瀬喜則富山大大学院教授)が30日、市役所福光庁舎別館で開かれ、入学希望者が募集定員を上回った場合、抽選で入学者を決める方針を示した。

 同校は、南砺市在住者であれば区域外からの通学を認める「特認校」として井口地域外からの入学も認め、開校初年度は1〜9年の全学年で児童生徒を募集する。

 各学年の定員は13人。井口地域在住者は優先的に入学できるため、同地域在住者を除いた数を募集定員とする。設置協議会では、募集定員を超えた場合、他区域からの入学希望者を対象に抽選を行うとした。

 一方、井口地域在住者で義務教育学校への進学を希望しない場合は、他区域の小中学校に入学できる。他区域から義務教育学校に入学する児童生徒には、市が通学補助金を出す。

 児童生徒が義務教育学校に入学することで、他区域の学級編成に影響があった場合、市は教員の人数が減らないようにするなど学校運営に配慮するとした。

 校歌と校章についても協議し、井口小学校の梶尚美校長が作詞した歌詞の案を紹介した。同校の担当者が井口小学校と井口中学校の校歌から歌詞の一部を取り入れたことなどを説明した。

 校章は中央に「椿」の文字を配したデザインなど8案が示された。委員からは「校章を決める際は子どもの意見も十分に聞いてほしい」との意見があった。

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