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南砺市役所統合庁舎が開庁 福光、旧4町行政機能集約
 
2020年7月2日 南砺市 地域・社会






南砺市役所統合庁舎が開庁

 南砺市が統合庁舎として同市荒木(福光)の福光庁舎に整備を進めてきた南砺市役所が1日、開庁した。合併から16年を経て、旧4町に配置されてきた分庁舎の行政機能を1カ所に集約。業務開始に先立って開かれた開庁式では、田中幹夫市長が統合庁舎をシンボルとし、新たなまちづくりを進めていくことを誓った。

 南砺市は8町村合併によって誕生した2004年以降、福野、福光、城端、井波の旧4町に分庁舎を設置してきた。一方で、維持コストの増大や職員の庁舎間移動など業務上の弊害が目立つようになり、4庁舎の中で残りの耐用年数が最も長く、初期投資を抑えられる福光庁舎を統合庁舎とすることを決めた。

 5階建ての本館と4階建ての別館をそれぞれ整備。地域包括ケア部と市民協働部の一部を除く全部局計21課を集約し、約300人の職員が勤務する。入り口には来庁者の案内を担う「コンシェルジュ」を置いた。

 市民ホールで開庁式があり、市長はあいさつで「統合庁舎のメリットを発揮できるよう職員一丸となって取り組む。庁舎をまちづくりのシンボルとし、第2ステージに向けて進んでいく」と述べた。向川静孝市議会議長、松本久介市地域づくり協議会連合会長、地元の得能金市吉江地域づくり協議会長がそれぞれあいさつした。

 窓口業務を担う市民センターは従来通り8地域に置く。


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