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北日本新聞ニュース

チューリップ球根良好
 
2020年7月10日 砺波市 地域・社会






チューリップ球根良好

 県産のチューリップ球根の集荷作業が9日、県花卉(かき)球根農業協同組合(砺波市大門)で始まり、県内のチューリップ農家から集まった球根の大きさや数を調べた。作業は7月末まで続き、250品種1250万球の出荷を見込む。

 6月までに収穫した黄小町やとやまレッドなどの球根が次々に運び込まれ、石田智久組合長や検査担当の職員が傷んでいるものや規格外のものがないかを確認した。石田組合長は「大きさは例年並みだが品質は良い。暖冬で球根の生育を心配していたが、肥大期の4月の天候が良かったため影響は少なかった」と話している。作業は同組合入善支所(入善町板屋)でも行われた。

 今年は60経営体が昨年より1ヘクタール少ない52ヘクタールで栽培。担い手の高齢化と後継者不足で生産農家数や栽培面積の減少傾向が続き、出荷量は昨年の1330万球より少なくなる見通し。

 集荷した球根は同農協で販売するほか、全国のホームセンターや切り花生産者などに向けて出荷する。9月から一般販売を始める。

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