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富山大生が繊維製品デザイン提案
 
2020年8月19日 小矢部市 くらし






 県総合デザインセンターの産学官連携事業「とやまデザイン・トライアル」の最終プレゼンテーションが18日、小矢部市の繊維加工業「エイゼット」であり、富山大芸術文化学部の学生が試行錯誤してきた繊維製品のデザインを発表した。

 2016年度から毎年行い、本年度は3年生18人がエイゼットなどを傘下に持つ砺波市のIAAZAJホールディングス(HD)と連携した。企業担当者の協力を得ながら高い染色・加工技術を生かした商品や企画開発に取り組んできた。

 この日は「雨の日」「環境に配慮」「海」といったテーマを基に、3人一組のグループが試作品や商品案を発表。はっ水加工を施した生地に雨粒で立体的な模様をつくり出す手袋やぬれると色が変わる水着、肌触りの良さと吸湿性を備えたベビー服などを提案した。

 同HDの小田浩史社長は「実体験を基にした多彩なアイデアが出てきた。課題をクリアしながら製品を完成させていきたい」と講評した。今後も改良を続け、年末には同HDが運営するオンラインショップで販売する予定。

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