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ペイペイでポイント30%還元 10月から南砺市
 
2020年9月2日 南砺市 政治・経済

 南砺市は10月の1カ月間、市内の約370店舗でQRコード決済「PayPay(ペイペイ)」を使って買い物をすると、代金の30%分のポイントを還元するキャンペーンを展開する。12月にも第2弾として、チェーン店、大型店などで20%分を還元する。1日の定例記者会見で田中幹夫市長が説明した。新型コロナウイルスの影響で低迷した購買意欲を喚起するとともに、非接触型決済の普及につなげる。

 10月は、小売店や飲食店、宿泊施設など、地元の中小事業所が対象。還元するポイントは1回の支払いにつき2千円相当分を上限とし、累計で月額2万円分までとする。加盟店にポスターを掲示し、事業を周知。病院や調剤薬局などの支払いは対象外とする。

 12月には、コンビニ店や大型電気店など、計約550店舗に対象を拡大して実施。ポイントの上限は1回当たりは変えず、月額1万円相当分とする予定。

 還元するポイントの総額は1億円分で、事業費は1億462万円。

■コロナ対応事業1億4662万円計上
 田中市長は1日の定例記者会見で、9月補正予算案の概要を説明した。市長は「現状の課題、今後必要になるサポートの両面を見据え広く支援に取り組む」と説明した。

 一般会計は、新型コロナに対応する事業費1億4662万円を計上。経営に打撃を受けた市内事業所を支援するビジネスプランを構築し、実行する。事業費265万円を盛り込んだ。観光客が激減した世界遺産の相倉、菅沼両合掌造り集落の保全に事業補助金1116万円も計上。オンラインを活用して、仕事や住まいのマッチングを行うプロジェクトにも取り組む。

 国民健康保険診療所事業特別会計は、補正予算1307万円を計上。コロナ感染症に対応する医療機関の医療従事者や職員に慰労金最大20万円を給付する。

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