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特産カボチャ上出来 「五箇山ぼべら」出荷へ
 
2020年9月3日 南砺市 くらし






 南砺市五箇山地域特産のカボチャ「五箇山ぼべら」の今シーズン初出荷に向け、同市中畑(平)のJAなんと平集荷場で2日、選別作業が行われた。出荷量は前年並みの1・7トンを目指し、4日から順次県内のスーパーや地元直売所で販売する。

 「ぼべら」は五箇山地域の方言でカボチャを意味する。ラグビーボールのような形で、ほくほくした食感や強い甘みが特徴。合掌造り家屋で使われた古いカヤを、畑に敷く昔ながらの農法で育てられる。

 上平地域の生産者でつくる「五箇山ぼべら生産者部会」(小林誠部会長)によると、今年は長雨の影響で収穫量は昨年より若干少ないものの、十分な甘みに仕上がったという。昨年と同じ100アールで栽培した。

 2日は生産者が砺波農林振興センターの指導を受けながら出来栄えを確認した。3日から出荷する。小林部会長は「バーベキューのように焼くといちばん甘みが出る。たくさんの人に味わってほしい」と話した。

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