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「勝ち運」あやかり散策 小矢部で再発見ツアー
 
2020年9月4日 小矢部市 くらし






 小矢部市観光協会の「まだ見ぬ小矢部再発見ツアー」が3日、市内で開かれ、60〜80代の参加者12人が埴生護国八幡宮を発着点とする3・5キロコースを歩いて地域の魅力を再認識した。(笹谷泰)

 埴生護国八幡宮は、平安末期の武将・木曽義仲が源平倶利伽羅合戦を前に戦勝祈願したと伝わる。義仲は平家を破ったことから、今回のコースは「勝運ゲット!」と名付けられた。

 一行は同八幡宮で国重要文化財の社殿を見学。義仲がかぶとを埋めて必勝祈願したとされる近くの将軍塚や、砂川地蔵、一里塚、虫塚などを回った。地元の商店にも立ち寄った。

 同行したおやべメルヘンガイドの会メンバーから説明を受けた。将軍塚では、戦勝祈願した義仲が、頭上を3羽の白いハトが舞ったため神様の加護を確信したとの言い伝えや、義仲が率いる4万の大軍が現在の埴生地区を埋め尽くした話を聞いた。

 小矢部市埴生の池田守さん(75)は「普段何気なく通っている所が、歴史的に由緒があると分かり、勉強になった」と話した。

 ツアーは今回が1回目。11月まで計6回行う。既に定員に達している。

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