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受注減の南砺市産酒米の品種転換負担検討
 
2020年9月8日 南砺市 政治・経済

 新型コロナ感染拡大に伴い受注が減少している南砺市産の酒米について、市は品種転換にかかる負担分の支援を検討している。7日の市議会本会議で、山田清志氏の一般質問に此尾治和ブランド戦略部長が答えた。

 県内最大産地のJAなんとは今秋、1680トンの収穫を予定していたが、日本酒需要の低迷で酒米の注文を減らす酒蔵が相次ぎ、約3割が行き場を失う可能性がある。8月にはJAなんと、福光、となみ野の3農協が市に要望書を提出した。

 此尾部長は価格下落に対する補填(ほてん)は考えていないとしつつ、「産地維持が最優先課題」と強調。対応策として、酒米から一時的に品種転換した場合にかかる作業負担への支援や、農業収入保険への加入奨励策などを挙げた。

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