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力強いばちさばき 小矢部下後亟神明社
 
2020年9月11日 小矢部市 くらし






 小矢部市無形民俗文化財の「越中源氏太鼓」が10日、同市の下後亟(しもごぜ)神明社秋季例祭で奉納された。越中源氏太鼓保存会(蟹谷松雄会長)が勇壮な音色を境内に響かせた。

 16〜72歳のメンバー8人が「合戦」や「大神楽」など5曲を演奏。華麗なばちさばきを披露し、躍動感あふれる動きと威勢の良い掛け声で見物客を魅了した。

 ことしは新型コロナの感染拡大防止のため中学生以下の参加を取りやめた。太鼓奉納前の浦安の舞と獅子舞も中止した。

 越中源氏太鼓は、1183(寿永2)年の源平倶利伽羅合戦の勝ちどき太鼓が起源とされる。1958年に発足した保存会は毎年、五穀豊穣を祈って秋季例祭で演奏している。2017年度に北日本新聞地域社会賞を受賞した。

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