トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >餌不足でクマ大量出没の恐れ 市対策会議

北日本新聞ニュース

餌不足でクマ大量出没の恐れ 市対策会議
 
2020年9月16日 南砺市 地域・社会

 南砺市クマ対策会議が14日、市役所で開かれ、今シーズンは餌となるドングリなどの結実が悪く、大量出没の可能性があることが報告された。

 市内各地区の地域づくり協議会や猟友会、警察、消防などの関係者ら約50人が出席。市の担当者が昨年に続き、ブナやミズナラなどの結実が悪いことを紹介。出没件数が増加するのは6月と9〜11月の期間で、秋に件数が増える可能性があるとした。市内の今月14日までの出没件数は26件で、うち平地域で人身被害が1件あった。

 県自然保護課の職員はカキなどの収穫や除去を徹底することや、朝晩の不要不急の外出や農作業を控えることなどを呼び掛けた。

© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.