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情報交換・発信拠点に 旧城端庁舎空きスペース
 
2020年9月25日 南砺市 くらし






 旧南砺市役所城端庁舎の空きスペースに、住民有志が情報発信やボランティアの拠点となるフリースペース「あそびば」を開設した。シェア本棚やプリンターを設置し、誰でも気軽に集えるようにした。旧庁舎跡地は利活用について検討が進められており、住民は「城端の未来を語り合える場になればいい」と意気込んでいる。

 南砺市は7月、4地域に設けられていた分庁舎を福光に統合した。住民有志が統合後に旧城端庁舎内に生じた空きスペースを有効活用し、にぎわい創出につなげる取り組みを検証したいと提案。市が来年3月末までの使用を認めることとした。

 「あそびば」は23日、2階エレベーターホールそばにオープン。市の協力を受け、ソファやテーブル、ベビーベッドなどを設置した。本棚には住民が提供した本が約500冊並び、自由に読んだり、借りたりすることができる。パソコンやプリンター、掲示板も用意し、イベントや求人などの情報発信の場としても活用できる。ベルマークや古切手の収集・整理の場としても役立てる。

 旧城端庁舎跡地を巡っては、住民でつくるまちづくり検討会議が、老朽化した地域内の公共施設を1カ所にまとめる複合施設の設置を提案している。検討会議メンバーの川田真紀さん(53)は「みんなに集まってもらい、情報を共有したり発信したりする拠点にしたい」と話している。

 「あそびば」の開設時間は、旧城端庁舎にある市民センター開庁時の平日午前9時から午後5時まで。

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