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ふん害カラスを一掃
 
2020年9月28日 砺波市 地域・社会






ふん害カラスを一掃

 砺波市市街地でカラスが増え、ふんを落として歩道が汚れたり悪臭が広がったりして住民を困らせていることから、出町自治振興会(堀田隆会長)の31町内の住民が26日夜、一斉に外を回って音や光でカラスを追い払った。

 出町自治振興会によると、ことしはカラスの群れが夕方に飛来し、ビルの屋上をねぐらにしたり、電線で休んだりする姿が目立つようになり、住民が迷惑を被っている。

 出町地区では2014年にもカラス問題が深刻になり、自治振興会にカラス環境被害対策委員会を設置。実態調査で市街地に約2500羽いることを突き止めるとともに、15、16年に一斉追い払いを試みたところ効果があった。だが、また増えたため各町内に呼び掛けて再度実施した。

 この日は19日に続く2回目の一斉活動。JR砺波駅前では雨の中、カラスが嫌がる大きな音や光で追い払おうと、住民や市職員らが竹棒を地面に引きずったりたたいたりして音を出したほか、群れに懐中電灯の光を当てて追い払った。

 堀田会長は「環境悪化を心配する声は多く、今回の効果をみて来月も続けることを検討したい」と話している。

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