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南砺の魅力を大漁旗に 東大プロジェクト、3高校生がデザイン
 
2020年9月30日 南砺市 地域・社会






 東京大生産技術研究所の「大漁旗プロジェクト」として、南砺市内の3高校が制作した大漁旗のデザインが完成し、29日、田中幹夫市長に披露された。古里の魅力や将来像を描いた大漁旗は来年2月、東京大安田講堂で展示する。

 プロジェクトは東京大生産技術研究所設立70年記念事業。南砺市など全国約40自治体が参加し、大漁旗を地域ごとに作る。持続可能な開発目標(SDGs)を切り口に地域の将来を考えることをテーマの一つとし、完成した大漁旗は来年2月に安田講堂に集めてお披露目する。

 プロジェクトに参加した南砺福野、南砺福光、南砺平の2年生8人が市役所を訪問。南砺福野の生徒会長、和田恵一さん(17)が市長にデザインを説明した。

 デザインは、曳山(ひきやま)の車輪をイメージした水車に合掌造り、井波彫刻、干し柿、椿など南砺らしさを打ち出した。参加した生徒は「作業を通じて南砺市に理解を深めることができた」と振り返った。今後、同研究所がデザインを基に大漁旗を作る。

 和田さんは「3校でイメージを集約するのは大変だったが、統一感のある作品ができた」と話した。市長は「みんなで協力して何かに取り組むことはとても良いこと」とねぎらった。

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