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防災力強化などで成果 重点的施策で夏野市長
 
2020年10月2日 砺波市 政治・経済

 夏野修砺波市長は1日、市役所で定例記者会見を行い、11月27日に2期目の任期が満了となるのを前に、重点的施策「10WAVE(ウエーブ)プロジェクト」として掲げた10項目の事業について、防災力強化や3世代同居、チューリップ公園整備で成果を上げることができたと述べた。

 夏野氏は11月8日告示、同15日投開票の市長選に3選出馬を表明している。

 会見で市長は、全21地区に複数の防災士を配置し、持ち運びできる防災行政無線の配備を実現したことや、出町市街地に雨水貯留施設を整備したことを挙げ、「防災力は間違いなく上がった」と強調した。

 10項目とも一定の成果があったとした上で、チューリップ産業の振興では「農家が減り、いろいろな手を打っているが厳しい」との認識を示した。県花卉(かき)球根農協などが開発を進める球根のネット栽培専用機が実用化されれば、生産意欲向上や新規参入につながると期待した。農商工分野は、各産業内の活性化にとどめず連携して飛躍を促すことが肝心だとし、「もし3選されれば、引き続き10ウエーブを柱にしたい」と述べた。

 1日から「Go To トラベル」に東京発着旅行が追加されたことに関しては「コロナ対策をしっかり行うことが大切だが、東京からの観光客に期待したい」と述べた。

 発足した菅政権には、新型コロナの影響で地方税収の大幅減少が予想されるため、地方財政対策で一般財源を確保してほしいと要望した。

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