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移転新築の砺波図書館が開館 市の新たなシンボルに
 
2020年11月2日 砺波市 くらし






 砺波市が移転新築した市砺波図書館が1日、同市幸町で開館した。市の新たなシンボルとなるよう、砺波平野の伝統家屋「アズマダチ」をイメージした外観にしている。大勢の市民が早速利用し、新しい憩いの場の誕生を祝った。

 新図書館の敷地面積は約7500平方メートル。総事業費は約24億円。図書スペースは県内の図書館で唯一のワンルーム構造になっている。

 開館前には、約150人が列をつくった。訪れた人たちは、ボランティアの「図書館お助け隊!」に教わりながら、新たに導入されたセルフ貸出機でお気に入りの本を借りたり、学習室で勉強したりしていた。砺波ファーストブックの会が絵本の読み聞かせをした。

 JR城端線のペーパークラフト制作などを通し、城端線砺波市利用促進実行委員会(通称・城端線もりあげ隊)や城端・氷見線活性化推進協議会が、公共交通機関の利用を呼び掛けた。

 家族で訪れた市内の長田美雅ちゃん(8)と優月ちゃん(5)は「チューリップの椅子がかわいかった」と笑顔で話した。小西喜之館長は「想像以上の人が来て驚いている。期待に応えたい」と話した。

 開館式には関係者約120人が出席。夏野修市長があいさつし、山本善郎市議会議長、橘慶一郎衆院議員、米原蕃県議が祝辞を述べた。 

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