砺波市のチューリップ四季彩館は、新しい市砺波図書館に約670本のチューリップを飾り、利用者の心を和ませている。館内設備の更新工事のため約3カ月間の休館に入っており、廃棄する予定だった花を有効活用。担当者は「この時期にチューリップはなかなか見られない。きれいな花を見て楽しんでほしい」と話している。
四季彩館は消防設備の老朽化に伴う工事のため来年1月28日まで休館する。冷凍保存していた球根から開花し、既に展示中だった「アイスチューリップ」5千本の一部を、市内の公共施設に飾ることにした。
これまで市役所や市文化会館など公共施設5カ所にプランターを置いており、今回は市砺波図書館に彩りを添えることにした。出入り口付近に、花を咲かせる期間が長い黄色の「イエローフライト」24本を植えたプランター28個が並べられている。
2日、同図書館で読み聞かせイベントを開いた砺波ファーストブックの会の清澤百合子会長は「チューリップが見られるとは思っておらず驚いた。温かい気持ちになった」と話した。
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