自民党小矢部市連は4日、市総合会館で総務会を開き、知事選で推薦した現職の石井隆一氏が敗れた戦いを総括した。小矢部市は石井氏の票が新田八朗氏を上回った5市町の一つだが、幹部らは「残念な結果」などと述べた。
出席者約30人を前に、支部長の筱岡貞郎県議が「県西部の市で唯一、石井氏の得票数が上回ったが、結果は惨敗に終わり、真摯(しんし)に受け止めないといけない」と語った。顧問の桜井森夫市長は2日に新田氏と面談したことを踏まえ「残念な結果だが、新知事は市町村と連携を密にしていくとしており、期待もしていきたい」と述べた。
市議で唯一、新田氏を支援した中田正樹氏について、市連は9月下旬に厳重注意しており、今後の処遇を一任させてほしいとし、了承を得た。
知事選で小矢部市は石井氏が8123票、新田氏が8006票、川渕映子氏が589票獲得した。
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