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大暴れのハクビシン“御用” 小矢部の公民館
 
2020年11月5日 小矢部市 地域・社会

 1日午前10時ごろ、富山県小矢部市赤倉の松沢公民館で、和室にハクビシンがいるのを職員が見つけた。地元の自治振興会や社会福祉協議会メンバー、小矢部署員らが捕まえようとしたが、室内を逃げ回るなどし、1時間以上かけようやく“御用”となった。障子などが破られたものの、けが人はなかった。

 同館によると、ハクビシンは発見時、窓際で眠るようにうずくまっていた。駆け付けた署員らが捕まえようとすると、室内を走り回って暖房器具の奥に逃げ隠れた。棒でつつくなどし、出てきたところを同11時50分ごろ、網で捕えた。体長は約40センチで、山間部で放したという。

 館内を確認したところ、障子戸8枚やふすま4枚が破られていた。和室内には、住民の絵画などを集めた「アートフェスタ」の作品が飾られていたが、この一部もかじられていた。作品を修復し、フェスタは予定通り7日まで開く。

 松沢地区自治振興会長の砂田昇建さん(69)は「民家で出ることはあるが、施設内では聞いたことがない」と驚いた様子だった。

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