砺波市出町小学校の給食委員会の5、6年生14人が11日、学校給食に使う農産物を紹介する「子ども特派員」としてJAとなみ野の小松菜栽培施設を取材し、栽培方法や生産者の仕事に理解を深めた。取材の様子も撮影し、映像を収録したDVDを市内全小中学校12校に配る。
子ども特派員は市学校給食センター、市、県砺波農林振興センターが食育の一環として2004年から毎年行い、これまで各校の児童がタマネギやサトイモの栽培などを取材している。
この日、児童は、同市五郎丸で今年4月に完成したJAとなみ野のハウスを訪問し、担当者の宮腰秀一朗さん(40)にマイクを向けてインタビューした。生産量や栽培の苦労を質問し、10棟のハウスで年間30トン収穫することを聞いた。
小松菜にちなんだクイズの様子も収録したほか、収穫も体験した。給食委員長の松嶋竜汰君(6年)は「取材は緊張したけど、一つのハウスでたくさん作っていることに感心した」と語り、副委員長の操野(くりの)舞さん(6年)は「収穫の時に大切に扱っていることが分かった」と感想を話した。
DVDは本年度中に各校に配り、児童生徒が給食の時間などに観賞する。
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