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70回目へ向け植え込み開始 となみチューリップフェア
 
2020年11月17日 砺波市 地域・社会






70回目へ向け植え込み開始 となみチューリップフェア

 来春の第70回となみチューリップフェアに向け、チューリップ球根の植え込みが16日、砺波市の砺波チューリップ公園で始まった。花で描く大花壇は、キーワードの「Wa!+(プラス)」を七重の輪で表現し、70回の節目をアピールする。

 大花壇は2600平方メートルで、14品種21万本で地上絵をデザインする。驚きと感動の声を表す「Wa!」や、「輪」「和」「話」「環」などをイメージした計七つの輪が同心円状に広がっていく構図。6色の花で美しいグラデーションを作り、中央の「70」の数字を浮かび上がらせる。

 県産品種「黄小町」などの中生(なかて)とホワイトプラウドなどの晩生(おくて)を合わせて6割、キングズブラッドなどの極晩生を4割植え、14日間の会期を通して地上絵の眺めを楽しめるようにする。

 この日は県花卉(かき)球根農業協同組合の職員ら16人が、手作業で5センチ間隔に球根を並べ、トラクターで土をかぶせた。今月末までに完了する。

 デザインを考案したチューリップ四季彩館の三上亜紀代さん(46)は「きれいな花を咲かせなくてはという責任を感じる。来場者が驚くような地上絵にしたい」と意気込んだ。

 フェアは来年4月22日〜5月5日。「受け継ぐ想(おも)い70回 そして未来へ」をテーマに300品種300万本が会場を彩る。 (高田莉緒奈)


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