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ぬき絵名刺、商談ツールに 小矢部の印刷会社
 
2020年11月25日 小矢部市 地域・社会






ぬき絵名刺、商談ツールに

 小矢部市赤倉の印刷・デザイン会社アヤトは、名刺をレーザーでくり抜き、柄を浮かび上がらせる「ぬき絵名刺」を製作・販売している。市のシンボルキャラクター、メルギューくんやおわら風の盆、チューリップなど多彩な模様をそろえ「県内企業の商談が円滑に進むための手助けになればうれしい」と話す。

 親会社で、選挙ポスターやダイレクトメールの作成を手掛けるスキット(福井市)が、社員のアイデアを基にことし3月、福井県の観光名所などをデザインしたぬき絵名刺を商品化した。富山県版で県内企業の営業などにも役立ててもらおうと、アヤトが9月以降に製作・販売している。

 レーザー加工機で専用用紙を高速で細かくくり抜き、1分間に14枚仕上げる。模様部分は細さ1ミリ以下でもちぎれないよう、試行錯誤を繰り返した。

 ライチョウや高岡大仏など11種類のほか、小矢部市バージョンとしてメルギューくん・メルモモちゃん、木曽義仲・巴御前、メルヘン建築の3種類を用意した。

 小矢部市商工観光課と県経営支援課から購入の申し込みがあった。田村美津雄社長(48)は「新人営業マンでも、相手の懐に入っていけるためのツールになるかもしれない」とPRする。50枚で3600円(税別)。問い合わせは同社、電話0766(67)5555。

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