石川県輪島市の漆芸家、高名秀人光(ひでみつ)さん(64)の創作40周年記念作品展が26日、小矢部市のアートハウスおやべで始まり、海の生き物の生命力や躍動感を表した作品が並ぶ。30日まで。
高名さんは日展で33回入選し、特選に2回輝いた。塗った漆の上に金粉や銀粉をまく蒔絵(まきえ)や、螺鈿(らでん)などの技法で、生まれ育った輪島の海に思いをはせた作品を手掛ける。
サヨリの群れの躍動感や、タチウオ、サンマなどを題材にした額、びょうぶ、パネルなど約40点を並べた。四方盆や角皿、花器などもある。
27、28日午前10時から、無料通信アプリLINEを使ったリモート解説「オンライン美術館」を開き、招待者に解説する。内容を後日、動画投稿サイトYouTubeで公開する。北日本新聞社後援。
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