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全国高校スキー開催、田中市長「前向き」
 
2020年12月3日 南砺市 スポーツ・文化

全国高校スキー開催、田中市長「前向き」

 2024年の第73回全国高校スキー大会(スキーインターハイ)の県内開催が検討されていることを巡り、南砺市の田中幹夫市長は2日、「市としては開催に前向きな姿勢」と述べた。

 関係者によると、73回大会はアルペンと距離を南砺市で、ジャンプと複合を富山市で開催することを想定し、全国高体連から県高体連を通じ両市に開催の打診があった。

 会見で開催について見解を問われた田中市長は、今年2月の「とやま・なんと国体」の開催に伴い、圧雪車や倉庫といった競技用の設備を補助を受けて整えた経緯を説明。「そんな中で(インターハイの)打診があれば、当然受けたいという思い」と語った。

 一方、森雅志富山市長は1日、雪不足を理由に開催に否定的な考えを示した。田中市長はこれに対し「昨冬ほど雪が降らなかったのは、たいらスキー場で初めて。富山市内のジャンプ台とは標高も違うので、(降雪は今後も)まだまだあると思う」と話した。

 富山市が大会を受け入れないと判断した場合、ジャンプと複合を他県で実施する「分散開催」となる可能性がある。

 市長は「スポーツを通じて地元の子どもたちが学ぶことは非常に多い。経済効果も含めると、南砺市としては開催していきたい」と述べた。

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